仕事中の熱中症の避け方のご紹介


昨日6月20日の関東地方は台風一過で急激に気温が上がり、今年初めての真夏日になりました。しかもとても湿度が高い1日でした。

仕事中は個人の体調に合わせて休憩を取る事が難しく、熱中症にかかりやす状況といえます。

実際に建設業では熱中症が最も発生している事故の1つに挙げられています。

また製造業でも高温多湿の環境作業を行う事が多く、勤務時間が決まっているため長時間その環境下にいなければなりません。

ですから管理者も熱中症が発生しにくい作業環境を整えなければならず、従業員自身も健康管理についての知識を持たなければならないでしょう。

製造工場の場合、熱を使ったり発生するところもあり、それに加えて湿度が高い状態であったり無風状態だと汗をかくことはできますが、気化できないため体温が下げられず脱水状態になりやすく結果的に熱中症になるリスクが高いのです。

特に仕事の初日は高温多湿の環境に身体が慣れていないので身体へのストレスが大きく、しかも決められた時間にしか休憩が取れないなど熱中症になりやすい状況です。

更に専用の作業着を着用しなければならない場合、通気性、透湿性の低い作業着や保護具であると汗をかくだけで体温は下がらず逆に作業着の中で熱がこもってしまいます。

予防策ですが、屋外の炎天下の出業では屋根を設置したり天幕を張ったりして日陰を作り照り返しを防ぐようにしましょう。

室内では冷房装置・通風装置・除湿装置の設置や遮熱板の設置が求められます。

また作業場に冷房装置の設置が難しい場合は冷房が効いた休憩室の設置が必要でしょう。

休憩室が難しい場合は氷、冷たいおしぼり、水道など身体を冷やす事ができるものの設置が必要です。

休憩室、作業場共に常に水分や塩分が取れるように配置をしておきましょう。

作業着や保護具も通気性や透湿性の高い素材の物を選ぶ事でリスクを下げる事ができます。

しかし作業の性質上それらが難しい場合は、熱中症対策グッズを積極的に利用しましょう。

保冷材を入れられるベストを着る事で体幹を冷やす事ができますし、濡らして首に巻く商品もあるので積極的に利用したいものです。

ヘルメットなどもクールヘルメットと言って特に夏用に通気性に優れたものもあります。

作業時間を見直して長時間作業にならないようにすることと、暑さに身体を慣れさせるようにしましょう。(暑熱馴化)

暑熱馴化には最低でも1週間は必要です。もしできない場合は1週刊以上かけて熱への暴露時間を長くしていきます。

しかし注意しなければならないのは、折角暑熱馴化しても4日間が空くと馴化が劣化してきて1ヶ月後には完全に喪失すると言われています。

そして作業中の常に水分補給を行います。それは管理票などで水分補給の徹底が必要です。

飲み物は0.1〜0.2%の食塩水、40〜80mg/100mlのナトリウムを含んだスポーツドリンクなどを、10〜15分に1回コップ1杯程度摂取しましょう。

毎日必ず飲む水に血糖値の改善効果が期待でき、適度なミネラルを含んでいるバナジウム天然水「ウォーターワン」をお勧めします。

お問い合わせは 電話:029−859−4177

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