運動中の正しい水分補給のご紹介


これからの時期は熱中症にかかりやすい時期で、最近では予防のためにWBGTという指針も発表され予防に努めようとされてきています。

しかし高校野球を始め学生の運動は夏休みに試合があるため、この指針通りに中止や延期する事ができないのが実情です。

そこで少しでも熱中症を避けるための1つの方法として、適切な水分補給があるのでご紹介していきます。

まず人の体の水分ですが、成人で体重の60%、子供は70%、新生児では80%が水分と言われています。

体重の2%位水分が失われると、運動能力が約20%低下し、3%失われると熱中症のリスクが高まります。

例えば体重60sだと1.2s、大雑把に体重が1s減ると黄色信号が点滅すると思って下さい。

そしてここからは絶対に水分補給が必要になってきます。

ここで適切な水分補給を行わないと、汗が出なくなるので気化熱で体温が下げられなくなりますし、心拍数が上がり、筋肉がケイレンを起こしたり、最悪の場合は死に至ります。

運動中は常に水分補給が必要で、体内に確保しておくことはできません。予め水をたくさん飲んで置いた場合は苦しくて運動する事はできません。

つまり、不足してきたらそれに合わせて補給をしなければならないのです。

では単に水を飲めば良いのでしょうか。

実はここに大きな間違いがあって、水を飲んで運動すると胃が重たくなり苦しくなり、運動能力の低下がおこります。

これは飲んで直ぐに吸収されないため、胃に溜まったままになってしまうからです。

また身体がだるく感じるのも、発汗で失ったミネラルを補給しないで水だけを飲むからです。

喉が渇いた時にジュースやコーラを飲むと、お腹はタポタポしているのに喉の渇きが癒されないという経験もあるかと思いますが、これは糖分濃度が高く浸透圧が高いために直ぐに吸収されないため起こります。

ではどのような物が運動中に飲むものとして最適なのでしょうか。

浸透圧が低く、適切なミネラルを含み、糖分が少ない飲み物が最適です。

ちまたには「アイソトニック飲料/等浸透圧」が多く売られていますが、実は「ハイポトニック飲料/低浸透圧」がベストです。

「ハイポトニック飲料」は体液の2/3程度の浸透圧(209mOsm/ミリオスモル)の物が最も吸収が良いのです。ちなみに人の体液の浸透圧は290mOsmです。

ハイポトニック飲料400mlを飲んで15分後には胃の中に約100mlしか残っていませんが、10%の糖分を含んだ水の場合15分後にまだ300mlも残っているのです。

まとめると、運動中飲み物として最適なのは体液の2/3程度の浸透圧で、必要なミネラルを含んでいて、糖分濃度が2.5%以下であるものです。

気温が高い場合は8〜13℃に冷やしておきましょう。

飲む量は体重が1s減った段階で200〜400ml程度の補給が必要です。

繰り返し飲める場合は1回に100〜200ml飲むのが最適ですが、繰り返せない場合でも1回の飲む量は400mlを超えないようにして下さい。

これからの時期は無理に運動をしない事が重要ですが、どうしてもしなければならない場合は適切な水分補給で熱中症予防を行って下さい。

毎日必ず飲む水に血糖値の改善効果が期待でき、適度なミネラルを含んでいるバナジウム天然水「ウォーターワン」をお勧めします。

お問い合わせは 電話:029−863−3466

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