ちょっと待て、その塩分補給


汗をかいた時は水だけでなく塩分の補給も忘れずに、というコピーを聞いた事があるとおもいますが、何が何でも塩分補給と言うのは間違いなのです。

実は暑い環境下での日常生活では殆ど塩分を失っていないのです。

また汗に含まれる塩分は汗腺を通じて再吸収されるので、滲み出てくる様な汗の場合は塩分喪失をあまり考える必要が無いのです。

ちなみにサウナでかく汗には殆どミネラル分が含まれていないのです。

発汗によって塩分が失われるのは、炎天下で運動をしたり、激しい仕事をしている時なのです。

つまり滝のように汗が流れているような場合の汗には塩分が含まれていますし、発汗量が多くて汗腺が塩分の再吸収を行う事ができないのです。

この事から発汗で塩分補給を考えなければならないのは、多量の汗をかくような状況だけと言えるのです。

日本人は日常生活の中で必要量以上の塩分を採っていますから、ジワジワと浸み出してくるような発汗の場合には特に意識した塩分補給は必要ありません。

簡単な目安としては「玉のような汗を長時間かく場合」「腕を舐めると塩味がする場合」です。

その場合は0.1〜0.2%の食塩水か、40〜80r/100ml程度のナトリウムを含むスポーツドリンクを飲む事をお勧めします。

最近では「魔法の水」と呼ばれる、1リットルの水に小さじ1杯の食塩と大さじ4〜5杯の砂糖を溶かしたものをゆっくり飲み事を勧めています。

特に脱水状態で体力が弱っている場合には効果的と言われています。

そして激しい発汗を伴った運動や仕事が終わった時点で牛乳を飲む事も効果的です。

運動後にたんぱく質を摂取するとアルブミンが合成されますが、アルブミンは水分を保持する働きがあるので血液量が増えます。

汗の原料は血液の水分ですから、血液量が増えると汗をたくさんかけますし、血流の増加で熱を放出しやすくなるので熱中症になり難くなるのです。

体温も上がりにくくなると言われています。

汗のかき方で塩分補給にも違いがある事をご理解下さい。

そして水は適度なミネラル分を含んだ、富士山のバナジウム天然水「ウォーターワン」をお勧めします。

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