肝疾患

◆ 水素水の疾患・症状に対する効果効能

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  • ■水素は肝炎に有効
  • 学術雑誌名:

    Medical Gas Res., 2011, 1:24 doi:10.1186/2045-9912-1-24

    表題:

    (分子状水素の抗炎症作用:寄生虫で誘起した肝炎に関する研究)

    著者:

    B.Gharib et al (所属機関:Mediterranee大学、フランス)

    概要:

    分子状水素は、炎症組織で産生される殺細胞作用の強い・OHラジカルと反応するので、抗炎症作用が期待される。本研究では、酸素・水素の混合ガスを、潜水からの回復に応用する経験豊富なグループによって実施した。
    その結果、肝炎の諸症状が抑制され、抗酸化酵素の上昇、過酸化脂質及び血液中TNFαの低下が観察された。
    非盲検試験では臨床症状の客観的な改善あるいは悪化は見られなかった。しかしながら、乳酸/ピルビン酸比がPMDとMM患者で、空腹時血糖値がPMD患者で、血清酵素のmetalloproteinase-3(MMP3)と血清トリグリセリドがPM/DM患者で有意に改善された。
    また、同条件でHeガスもある程度の抑制作用を示し、必ずしも・OHの除去作用のみが全てではないことを示し、水素の抗肝炎作用について更なる検討が期待されている。