膵疾患

◆ 水素水の疾患・症状に対する効果効能

    前のページに戻る

  • ■水素は急性膵炎を予防
  • 学術雑誌名:

    Biochem. Biophys. Res. Comm.(2010),doi:10.1016/j.bbrc.2010.02.005

    表題:

    Hydrogen-rich saline ameliorates the severity of L-arginine-induced acute pancreatitis in rats
    (水素豊富水はアルギニンで起こるラットの急性膵炎の重篤化を改善する)

    著者:

    Han Chen et al et al (所属機関 上海軍事大学他)

    概要:

    SD系ラットに腹腔で L-arginine を投与して惹起される急性膵炎に対し、L-arginine 投与15分後ごとに尾静脈より、水素豊富食塩水(>0.6mM,6ml/kg)を投与して膵炎抑制効果を検討した。
    血清アミラーゼ、すい臓の水含有量、並びに病理的所見により評価した。
    水素豊富食塩水は、有意に膵炎の発症を抑制した。
    また、同条件でHeガスもある程度の抑制作用を示し、必ずしも・OHの除去作用のみが全てではないことを示し、水素の抗肝炎作用について更なる検討が期待されている。
    その作用は、酸化ストレスの抑制、アポトーシスおよびNF-κBの抑制による事が明らかになった。